mixiでの展開についての解説-3
2007-07-01


2005年12月1日。
半年間続けた「公開ネタ帳のほぼ連日更新」が第2フェーズに入る。

●仕事上、ミニストーリーを書く準備をしていた。
●バリー・ユアグローの『ケータイ・ストーリーズ』を読んだ。
●コラム的なものを半年続けて、創作にも力を入れたくなった。
などいくつかの要因が絡み合ってのことだったが、その日の日記を見ると、
毎日何かを書くつもりがあったらしいことがわかる。

けれど、その日記に
“『こんなお題で書いてみろ」みたいなリクエストもお受けします。噺家の三題噺みたいのも面白そう。リクエストものについては、書けたらここでアップしていきます。そこそこの出来でもアップします。筋トレみたいなものなので、とにかくどんどん書いていこうと思ってます。オーダー、お気軽にどうぞ。”
と記したことが、結果的に幸いした。

同じ日記に対してすぐさまレスが付き「カーテン」「リモコン」「駅のホーム」「鈴木さん」というオーダーが届き、以来、オーダーが途切れることはなく、そのまま現在に至っている。12月2日からアップし始め、最初の21日間は文字通り連日更新、12月31日までの30日間で28編をアップするというハイペースでスタートした。最初の100編を書き上げるまでに126日間費やしたが、なんにせよ我ながら呆れる苦行であった。

その過程の中で、この試みは当初の腹づもりとは別に、単なる個人作業ではなく、注文を出す人、書くぼく、読む人がいろいろなカタチで参加する、一種のネットイベントとなって行く。それを感じ取って、開始から半月ほど経ったところで“みなさまから頂いた「お題」をもとに1日1作品ペースで超短篇小説を書き上げてどんどんアップするというアクロバティックな(無謀なとも言う)企画”と定義し直し、これを「Sudden Fiction Project」と呼ぶことにしたのである。
[about this blog]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット